政府のコンテンツ産業「司令塔」初会合に俳優の大沢たかおさんら

2024年09月09日 19:57
 映画などのコンテンツ産業を政府が支援するための司令塔となる協議会が初めて開かれました。俳優の大沢たかおさんや映画監督の庵野秀明さんらが出席し、意見交換しました。 岸田総理大臣 「クリエーターが安心して持続的に働ける環境の整備に加え、コンテンツ産業の強化の在り方について戦略的な議論を行うとともに、官民で進捗状況について確認をしながらPDCAサイクルを回していくことを予定しています」  映画やアニメ、音楽などのコンテンツ産業の国際競争力を高めるための司令塔となる官民協議会が9日、総理官邸で初めて開かれました。  映画界からは「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督や「ゴジラマイナスワン」の山崎貴監督らが出席したほか、ゲームや音楽など幅広いコンテンツ産業の関係者が集まり、クリエーターの待遇を改善することや海外展開を支援することの必要性を訴えました。 俳優 大沢たかおさん 「総理は本当に抜本的な改革を望んでいる。そしてコンテンツ産業の未来に対し、かなり期待をされているという印象を受けたので、我々はまた気持ちを引き締めなければいけないと、きょうお会いして改めて感じました」  政府は各府省に分かれていたクリエーターや事業者を支援する事業を統合し、新たに「クリエーター支援基金」を創設することを決めています。 映画監督 是枝裕和さん 「そのクリエーター支援基金っていうものが、いい形で実現したとして、それをどのように本当に現場に落としていくかということは、これからの議論の結果だと思うので、気を抜かないように頑張っていきたいと思います」

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