能登半島地震に予備費1088億円 政府、再建に向け第6弾の支出決定

2024年09月10日 15:19
 政府は能登半島地震の復旧・復興に向けて、予備費から1088億円の追加支出を閣議で決定しました。被災者の生活や農林漁業者の再建に向けた取り組みに充てる方針です。 岸田総理大臣 「復旧復興に一定の進捗(しんちょく)がみられてきたところですが、さらなる加速化を図り、震災前の活気ある能登を取り戻していくことが重要です」  発災後、予備費からの支出は6回目で計6641億円となります。  年内に国道249号の沿岸部全体で通行できるよう整備するなど、公共土木事業に960億円が充てられます。  農業を再開した水田が去年の8割に上り、漁獲高も7割まで回復するなかで、震災前と同じ水準まで再建できるように75億円を充てます。  また、岸田総理大臣は液状化の被害が集中した地域での対策案を来月中に示すと表明しました。

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