「終わったなと思った」高速道路で“Uターンして逆走”?東北道で正面衝突…2人死亡

2024年08月16日 00:39
東北自動車道で15日朝、乗用車が逆走した軽ワゴン車と正面衝突し、運転手2人が死亡、子ども2人が重傷を負いました。事故直前には、逆走する車がドライブレコーダーに捉えられています。この車が、高速道路の途中でUターンした可能性も出てきました。 事故が起きたのは午前6時半ごろ、場所は東北自動車道下りの黒磯パーキングエリア付近です。事故直後の映像では、黒い乗用車とシルバーの軽ワゴン車が激しく炎を上げて燃えています。 この事故で、それぞれの車を運転していた2人が死亡したほか、乗用車に乗っていた9歳の男の子と7歳の女の子がけがをしました。子ども2人は車が爆発する直前に脱出し、病院に搬送されました。男の子は重傷で、女の子は頭にけがをしましたが、どちらも命に別状はないということです。 事故直前、東北道を走る別の車のドライブレコーダーには、逆走する軽ワゴン車とすれ違う様子が映っていました。 運転手 「なんだあいつ。逆走だ。危な。逆走してる」 同乗者 「危ない危ない」 映像が撮影されたのは、事故現場から2.5キロほど離れた場所。黒磯パーキングエリア付近は合流が多く、複雑な構造になっていますが、本線は見通しの良い、ほぼ直線が続いています。 映像をよく見ると、軽ワゴン車がUターンしているのが分かります。それに気付いた黒い車がブレーキを踏み、車線を変更。間一髪で軽ワゴン車をかわしました。 撮影者 「前の方で路肩に止まった車がUターンしてきた。ぐるっと。すれ違いにパッシングしたら、あっちもパッシングし返してきたので(逆走に)気づいたかなと思ったが、そのまま真っすぐ行っちゃった」 その直後、700メートルほど離れたところでは、時速90キロほどで走行中の車が、正面から逆走してくる軽ワゴン車と鉢合わせ。運転手はとっさに隣の車線によけ、衝突を免れました。 撮影者 「あっ終わったなと思った。本当に1秒でも目を離していたら、ぶつかっていたと思う」 軽ワゴン車は、さらに2キロほど逆走を続け、事故を起こしたとみられています。ただ逆走の理由は不明で、運転手の性別や年齢も分かっていません。 警察は、事故の詳しい経緯とともに、逆走の経緯についても調べています。

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