川崎で“また不審火”関与ほのめかす男は逮捕されてるのに…別の人物か

2024年08月26日 19:15
 川崎で相次ぐ不審火への関与をほのめかす男。逮捕されたはずなのに、また不審火が起きました。 吉村浩司容疑者(56)の供述 「公園のベンチを燃やした」  神奈川県川崎市の連続不審火への関与をほのめかしているのは、コンビニ強盗未遂の疑いで22日に逮捕された吉村容疑者です。  ところが、関与をほのめかしている吉村容疑者が逮捕された後となる25日早朝、団地で不審火が確認されました。最初に不審火が確認された緑道のすぐ近くです。  連続不審火は11日夜から12日未明にかけて公園のベンチなど4カ所で発生したのを皮切りに、5件目、6件目、7件目と続きます。  そして22日に吉村容疑者が逮捕された後、25日に8件目が発生。  5件目、7件目と同じ団地内です。  25日午前4時すぎ、6号棟で部屋の外ですだれが燃える火事がありました。 部屋の前を燃やされた住人 「トイレに立ったら急に赤い炎みたいのが見えて。え?っとか思って出ていったらバーって燃えていた。やじ馬みたいな2人の男の人に『大丈夫?』とか言われて」  住人が自ら消し止めました。現場にいたという2人の勧めもあり、通報したといいます。 部屋の前を燃やされた住人 「回覧でも回っていて、ああ…とは思ったけど、なんで自分のうち?とは思ったけど」  現場近くには今回の放火との関連は不明ですが、残されていたものがあったといいます。 団地の警備担当者 「(Q.オイル缶?ライターの?)そうそう、これくらいの缶。犯人が置いたのか分からない。一応、警察は持っていった。1階のエレベーターの脇に(置いてあった)」  缶の捨て場所ではない場所にライターのオイル缶があったといいます。  男の逮捕後も団地内で不審火が起きたことに住民は。 団地の住人(80代) 「やだね、死んじゃいそうだね。殺されそうだよ。一応用心している。お風呂の窓のほうは鍵してなかったけど、鍵閉めるようにした」 団地の住人(80代) 「(先週)木曜日、捕まってそれからすぐでしょ。なんか怖い気がする。そうなってくると1人じゃない。それがちょっと気になる」  警察は吉村容疑者の関与を調べるとともに、他に火を付けた人物がいるとみて捜査を続けています。

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