落雷で6人搬送 ライブ会場で何が 関東でゲリラ雷雨多発“土砂崩れ”も

2024年09月09日 22:04
 雷によるけが人が出ています。  消防や警察が実況見分をしているのは栃木県真岡市。野外音楽フェスの会場です。  土日の2日間にわたって予定されていたフェスは8日午後7時まで行われるはずでしたが…。 場内アナウンス 「お客様、大変申し訳ございませんが、中央の避難エリアに移動をお願いします」  午後4時ごろから雨が強まり、さらには落雷も発生しました。 来場者 「すごかったです、ピカーンと光ってバリバリバリッてすごかったです」 「(Q.1回だけ?)何回もあったね、何回もあってバスに逃げたけど、最後は見られなかった。中止になっちゃったので」  落雷で10代から20代の男女9人がけがをしたのです。  けがをしたのは清掃のスタッフ。仮設のテントの中で待機していたところ、近くに雷が落ち、9人は手や足のしびれを訴えました。  そのうち6人は救急搬送されましたが、いずれも命に別状はありません。  今回、雷がどう影響したのか分かりませんが、周囲に高い建物がない場所では雷の危険性が高まります。  電力中央研究所が作成した実験映像では、開けた場所に立つマネキンに直接、雷が落ちる様子が分かります。  また、木の近くにいても人体の方が電気を伝えやすいため、木に落ちた雷が飛び移ることも。  ただし、5メートルから30メートルの高さの木であれば、てっぺんを45度以上、見上げる角度で4メートル以上離れたところは安全です。 来場者 「スタッフが『木のそばにいないで下さい』と。避雷針も立っていたので『ここからこっちは安全地帯なので、こっちにそのままいて下さい』と」  けがしたスタッフも避難に向けて待機中だったということです。

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