東京慈恵会医大などのチームが「ブタ腎臓移植計画」を提出 国内初の「異種移植」へ

2024年10月04日 16:48
 東京慈恵会医科大学などのチームは4日、重い腎臓病の胎児にブタの腎臓を移植する手術計画を大学の有識者会議に提出しました。移植が実現すれば国内初となります。  東京慈恵会医科大学などのチームが計画している手術は生まれる前から十分に腎臓が働かず、尿が作れない「ポッター症候群」の胎児2人にブタの胎児の腎臓を移植するものです。  動物の臓器などを人に移植する「異種移植」は国内での事例がありません。  ドナー不足が問題となるなか、臓器移植の切り札として大きく期待されています。  今後、有識者会議で手術の安全性や倫理面の配慮について審査される見通しです。  順調に進めば来年度中に国に手術の実施を申請する方針です。

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