旧ジャニーズ性加害問題「風化の一途をたどっている」 SMILE-UP.社の対応に懸念

2024年10月09日 20:12
 ジャニー喜多川氏の性加害を受けたと訴える男性3人が日本記者クラブで会見し、SMILE-UP.社の対応に懸念を示しました。 志賀泰伸さん 「性加害問題は風化の一途をたどっていると感じている。スマイルアップ社は去年10月2日、2回目の記者会見以降、なぜ記者会見を行わないのか。状況が決まり次第、適宜記者会見を行うと言っていたじゃないですか」  アイドルグループ「忍者」のメンバーだった志賀泰伸さんが旧ジャニーズ事務所が性加害問題を認める会見を行ってから1年余りを振り返りました。  去年9月に設置された被害者救済委員会の対応について「面談で尋問を受けているようで、威圧的で怖かった」など不安の声が寄せられていることを明かし、対応が不十分ではないかと指摘しました。 志賀泰伸さん 「面談前、面談中、面談後の精神科医、精神科の医師やカウンセラーによる心理的負担の軽減やフォロー、権利の主張が困難な方に対する代弁や擁護等、また被害者が申請しやすい環境づくりを本当にされているのでしょうか」  元ジャニーズJr.の長渡康二さんは被害者とし、声を上げ続けていくと訴えています。 長渡康二さん 「補償金をもらったからといって心は癒えたかというというと全くノーです。被害者それぞれ色々なトラウマを抱えています。それを放置して幕引きなんてこと絶対にさせてはいけないと思います。まだまだ家族のことを気にして申告するか迷っている人はいっぱいいると思います」

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