「玄関を壊され暴行受けた」住宅に目出し帽の2人組…“緊縛強盗”と関連は

2024年10月09日 21:55
 高齢夫婦の住宅がまた襲われました。未明の住宅に押し入ったのは目出し帽を被った2人の男たち。一連の強盗事件との関連は。 ■2人組男に「900万円奪われた」  家に押し入ってきた何者かに襲われ、現金などを奪われる。千葉県でも強盗事件が発生し、高齢の夫婦が被害に遭いました。 近所の人 「ここ高齢の人が住んでいる。こっちの奥」 「夜寝られなくなっちゃう」  都内や埼玉県などで相次いでいた連続緊縛強盗事件と関連はあるのでしょうか。  JR船橋駅から東に3キロほど離れた戸建て住宅に住む80代と70代の高齢夫婦が押し入ってきた男2人と家の中で鉢合わせになったといいます。  男2人はいずれも30代ぐらい。黒い洋服を着て黒い目出し帽を被っていました。  夫婦は2人と鉢合わせた際に何らかの暴行を受けたとみられ、けがをしています。  妻は全身打撲で肋骨(ろっこつ)を折るなど、全治1カ月以上の重傷です。 近所の人 「朝9時前に救急車が来た。少し経ったらパトカーが来て」  男2人の狙いは何だったのでしょう。夫婦の話によりますと、奪われたのは現金約900万円。警察が確認を進めています。 ■また高齢者狙う? 強盗事件関連は 元埼玉県警捜査1課 佐々木成三氏 「手口がかなり酷似している。被害対象が高齢者であること、一般住宅が狙われていること、大量の現金が強奪されている、容疑者が複数人いる。千葉というエリアも最近発生している闇バイトに関わる広域強盗事件のエリア」  家の外観は、ごく普通の戸建て住宅です。 近所の人 「のどかで事件などないですね」 「結構、人は通る。日中はね。夜はあんまりないけど」  家の中にまとまった現金があることを事前に知ることができたのでしょうか。 元埼玉県警捜査1課 佐々木成三氏 「こうしたエリアで闇リストを持っていることはあると思う。現金や貴金属のある家というリストの可能性はある。もしくは被害者宅に強盗に入る前にアポ電、予兆電話。情報が盗まれる出来事があったか否か。こういうことも警察は重要視していると思う」 ■「玄関を壊され暴行受けた」  警察への通報は別居している長女からでした。9日午前9時前、「実家の父親が強盗に遭い、鉢合わせた。玄関を壊され、暴行を受けた」。家の中には、夫婦以外の足跡があり、玄関の鍵も壊れた状態でした。  一方、事件発生はいつだったのか。警察によりますと、家の状況などから通報の直前ではなく、最大で2、3日前だった可能性もあるということです。  なぜ、すぐに通報しなかったのか…。その理由は現時点では分からないといいます。  一連の緊縛強盗事件と関連があるかどうかも今のところ分かっていません。

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