9月の実質賃金 2カ月連続でマイナス 夏のボーナスは3年連続増加 厚労省

2024年11月07日 15:59
 9月に労働者が受け取った「現金給与総額」は去年の同じ時期と比べて2.8%増えましたが、実質賃金は0.1%減り2カ月連続のマイナスとなりました。  厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によりますと、9月に労働者が受け取った現金給与の総額は平均29万2551円で、去年の同じ月と比べて2.8%増え33カ月連続のプラスとなりました。  また、6月から8月に賞与を支給した事業所の1人あたりの平均額は2.3%増加の41万4515円で3年連続プラスです。  一方で、物価の影響を考慮した「実質賃金」は0.1%減り、2カ月連続のマイナスとなりました。  厚労省は「物価は依然、高いままだが、最低賃金の引上げが10月から順次、始まるため、その効果も注視していきたい」としています。

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