27日、東京・文京区の猪口邦子参院議員の自宅マンションで火事があり、2人が死亡しました。現場では実況見分が行われています。 　（社会部・加藤聖也記者報告） 　28日午前9時ごろから警視庁の捜査員や消防隊員らによって、こちらのマンションの最上階にあたる6階の部屋に出入りし、実況見分が行われています。 　つい15分ほど前にもおよそ30名の捜査員らが部屋に出入りし、現在もバルコニーなどで作業が進められています。 　火災発生から16時間以上が経過しましたが、現在も焦げた臭いが広がっています。 　その後の捜査関係者への取材で、火災発生時の状況が明らかになってきました。 　火元の家には猪口議員を含む4人が住んでいましたが、火事が起きた際、猪口議員は事務所で仕事をしていて、夕方に帰宅した夫と長女が2人で家にいたということです。 　警視庁は、亡くなった2人が夫と長女である可能性が高いとみて身元の特定を進めるとともに、このうち1人は玄関近くで倒れていたとみています。 　火災発生時には6階の小屋のようなものが燃えていたという情報もあり、警視庁などは今後、現場検証をするなどして火事の原因を調べる方針です。