【速報】島根原発2号機に規制委が「使用前確認証」2012年以来の営業運転再開

2025年01月10日 21:42
 中国電力に原子力規制委員会から島根原発2号機の「使用前確認証」が交付され、2012年以来となる営業運転が再開されました。  中国電力の島根原発2号機は、東日本大震災後の2012年1月に定期検査のため停止しました。  その後、安全対策設備の工事を終え、先月およそ13年ぶりに再稼働に至りました。  その後、検査や確認が進められ、10日午後3時ごろ、中国電力に原子力規制委員会から営業運転に必要な「使用前確認証」が交付され、営業運転が再開されました。  島根原発は県庁所在地に唯一ある原発で、2号機は福島第一原発と同じ沸騰水型です。  中国電力は島根原発2号機の1年間の発電量で、島根県と鳥取県の年間電力需要のおよそ6割を賄うことができると試算しています。  一方で、30キロ圏内にはおよそ46万人が住んでいて、事故が起こった際の避難計画が実行できるのか不安の声が根強くあります。  中国電力の中川賢剛社長は「安定運転の継続に努めるとともに安全性向上への歩みを着実に進めて参ります」とコメントしています。

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