山梨県のインフルエンザ「かつてない感染爆発」県が緊急会見 9割の医療機関で逼迫

2025年01月10日 19:30
 インフルエンザ患者の数が過去10年で最多のペースで急増しているとして山梨県が緊急で会見を開き、「かつてない感染爆発」と警鐘を鳴らしました。入院者も急増していて、9割の医療機関で患者の受け入れが逼迫(ひっぱく)しているということです。 山梨県感染症対策センター 井上修医師 「定点あたりの報告の数が例年になく多い。過去10年くらいを見ても、その規模の流行・経験がないくらい」  山梨県では先月29日までの1週間に報告された感染者数が1医療機関あたり87.15人と過去10年で最多となっていて、県内全域に「インフルエンザ警報」が出されています。  山梨県韮崎市などを管轄する中北保健所の管内では125.08人となりました。  100人を超えるのは過去10年間で初めてです。  入院者も急増していて、9割の医療機関で患者の受け入れが逼迫しているということです。  県は今月11日からの3連休を前に、マスクを着用するなどして健康管理を徹底するように呼び掛けています。

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