なでしこジャパン谷川萌々子選手、小1時代から見せた才能 ベスト8かけナイジェリア戦へ

2024年7月31日 19:06
パリ五輪で、サッカー女子「なでしこジャパン」が準々決勝進出をかけてナイジェリアと対戦します。注目は名古屋出身の谷川萌々子選手、小学1年生のときの仰天エピソードも聞いてきました。

上田真子選手と谷川萌々子選手

 予選リーグ突破をかけて、31日夜にナイジェリアと激突する「なでしこジャパン」。

 そんな「なでしこジャパン」のニューヒロインが、ブラジル戦で決勝点となるスーパーゴールを叩き込んだ名古屋市出身の谷川萌々子選手(19)。

 ナイジェリア戦でのさらなる活躍に期待がかかります。

 SNSでエールを送るのは、女子サッカー・なでしこリーグの「朝日インテック・ラブリッジ名古屋」の皆さん。

 上田真子選手(23)は、谷川選手が小学校低学年の時にプレーしていた女子サッカーチームの元チームメイトです。

「小学1年生と5年生という関係だったが、彼女の能力がすごく高くて、私たちの学年と一緒にプレーしていた。当時からロングキックの精度がすごく高くて、1年生なのにこんなに蹴れるのって私よりキックが蹴れていて感動していた。こぼれ球が来た瞬間に、チラッとキーパーを見ていたので打つかなと思った、まさかあの軌道で入っていくとは思わなかったので、すごい…涙が出ました。(ナイジェリア戦では)スタメンで出てチームを引っ張ってほしいし、またロングシュートで得点を期待したい」(ラブリッジ名古屋 上田真子 選手)
 

谷川選手と小学生時代の恩師・磯村健さん

恩師が知る谷川選手の強さ
 谷川選手は、小学校高学年になると「名古屋グランパス」のジュニアチームで男の子たちと一緒にプレーしていました。

 その時の恩師が、現在「ラブリッジ名古屋」で総監督を務める磯村健さんです。

「(当時から)まさに前回ブラジル戦で見せたあのプレーと全く変わらない。非常に判断も早く、プレーも早く、切り替えも早い、本当に粘り強い、全く変わらないプレー。こんなに早くオリンピックの舞台に立つと思っていなかった。ブラジル戦のような活躍ができたのはうれしいし、本当に続けてほしい。ああいう活躍を」(磯村健さん)

 そして「ラブリッジ名古屋」の監督で、Jリーグ初期に名古屋グランパスで活躍した、元日本代表・森山泰行さんも、「なでしこジャパン」にエールを送ります。

「(ブラジル戦の)あの逆転はビックリするというか、元気が出る。ワンタッチで打ったのは感覚的なところで、彼女(谷川選手)の才能かなと思った。名古屋からいい選手がどんどん出れば、盛り上がりますよね。男子も女子もメダルを目指してほしい」(森山泰行さん)
 

谷川萌々子選手を応援する電子看板

「緑区からパリ五輪へ」の電子看板
 谷川選手の地元、名古屋市緑区の区役所では、あるものを作って応援しています。

「谷川萌々子選手を応援するメッセージを流しています。緑区からパリ五輪へということでぜひ活躍してほしいなと」(緑区役所地域力推進課 水谷安志 課長補佐)

 「緑区からパリ五輪へ」。電子看板に期待を込めます。

 谷川選手の写真を両親から借りて、サッカー歴とともに映像で紹介しているんです。

「このおかげで谷川選手の活躍もあってですけど、広く知ってもらえたのはうれしい」(水谷安志 課長補佐)

 谷川選手が代表に選ばれた後、地域力推進課の職員約20人が総出でアイデアを出し合い、1週間ほどで制作しました。

 ナイジェリア戦も、職員同士で連絡を取りながら応援するということです。
 

小学生時代の谷川萌々子選手

地元の市民「誇らしい気持ち」
 一躍脚光をあびた谷川選手。地元出身と知らない人も多いようです。

Q.谷川選手が緑区出身なんですが
「ええ!知らなかったです。誇らしい気持ちですね」(緑区民)
「(緑区出身と)知らなかったけど、地元の選手なので今後も応援したい」(緑区民)

 息子が小学生のとき谷川選手と一緒にプレーしたことがあるという人も――。

「小学校のときは男女関係なく同じチームでやっていたので、男の子の中に“ももちゃん”がいても一番輝いていてすごく上手でした。近くに住んでいる子があんなに頑張ってすごいですよね。同級生の子どもがいる親としてうれしいです」
 

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