見どころは“選手の個性” パリ五輪初採用のブレイキン、愛知の教室も人気「目標は五輪で金メダル」

2024年8月9日 19:29
終盤を迎えたパリオリンピック。9日夜から新競技の「ブレイキン」が始まります。東海地方でも、将来のオリンピックを目指すキッズたちが練習に励んでいます。その魅力とは?
 ブレイキン(ブレイクダンス)は、1970年代にアメリカで誕生した都会的なスタイルのダンス。今回のオリンピックで競技として初めて採用されました。

 ダンサーは、1対1で「バトル」に臨みます。

 曲は、事前に知らされておらず、即興でダンスを披露し、技の完成度や独創性などを競います。

 日本の注目選手は、メダル有力候補のエース「Shigekix(シゲキックス)」(22)と「AMI(アミ)」(25)。

 オリンピック初代チャンピオンを目指して、熱いバトルが繰り広げられます。

 愛知県小牧市や名古屋市などでブレイクダンス教室を開く「Navy Dance Studio」。

 トップ選手の目線は…映像を見ているだけでも酔いそうですが、選手たちにとっては慣れで目が回らないといいます。

 トップ選手の映像がYouTubeや専門チャンネルで気軽にみられるようになったことや、パリオリンピックで正式種目になったことで、若い世代で急速に広まっています。

Q.広まってきた感じはある?
 「ある。オリンピックが始まって頑張ろうかなって人も多いと思うし、僕の友達でもブレイキンに興味がある子とかが出てきている」(小学6年 鈴木梨宮くん)
 

小学3年生の樹聖くんのアドバイスで練習する上坂アナ

上坂アナが初級クラスで体験
 ブレイキンとはどんなものか、上坂嵩アナウンサーが初級クラスに混ざって体験してみました。

 今回は基礎となる「チェア」という技を教えてもらいます。回転技の基礎につながる動きだそうです。

 曲の切れ目などに合わせる時に使うとかっこよく見える技で、主に両手と顔の3点で体を支えます。

 「後ろのほうに付けてアゴを引く」(小学3年 倉知樹聖くん)

 小学3年生の樹聖くんのアドバイス通り、5分ほど練習すると――。

 「樹聖くんのアドバイスのおかげです。ありがとう」(上坂アナ)

Q.ブレイキンのどんなところが楽しい?
 「ブレイキンの技がいろいろあって、面白いところがいいなと思う。目標はオリンピックに出て金メダルを取ることです」(倉知樹聖くん)
 

ブレイキンの見どころを語る Sio no sweatさん

「トップロック」にも注目を
 指導するのはSio no Sweatさん。アメリカのチームに所属した経験があるなど、東海地方を代表する選手です。

Q.どんな所に注目したらいい?
 「ブレイキンはヘッドスピンやウィンドミルとか背中で回ったりとか、アクロバティックな技が注目されると思うんですけど、ステップのバリエーションや技の種類が多いので注目してもらえたら」(Sio no sweatさん)

 冒頭で披露されることが多い、トップロックと呼ばれる立って行うダンス。選手の個性をより感じることができる部分だといいます。

 「トップロックの音楽の感じ方というか、人によって踊り方が全然違うので、そういう所を見てもらえたら」( Sio no sweatさん)

 オリンピック新競技「ブレイキン」は日本の新たなお家芸となるのか。

 注目の試合は9日夜11時からです。
 

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