LINE→暗号資産 犯行に使われる理由 三重県でだまし取られる被害が相次ぐ

2024年8月14日 18:54
LINEを悪用して暗号資産をだまし取られる事件が三重県で相次いで発覚し、警察が注意を呼びかけています。2件の被害額は計約1億に上ります。

三重県警本部

 警察によりますと今年5月、伊賀市の男性(60代)に警察をかたる人物から「逮捕した人物があなたから銀行口座を買ったと話している。事実ならあなたも犯罪者である」などと電話があり、要求に従ってLINEの友だちになりました。

 その後、検事を名乗る人物からLINEで「あなたの無実を証明するために捜査をしている。指示に従い暗号資産アプリをダウンロードしてください」などと言われ、計約6000万円分の暗号資産をだまし取られました。

 また、菰野町に住む男性(50代)は、今年3月から6月にかけ、マッチングアプリで知り合った人物からLINEで暗号資産への投資を勧められ指示されたサイトに計約3950万円の暗号資産を送信しだまし取られました。

 警察によると暗号資産は送金が簡単にできることや、いわゆる資金洗浄をしやすいことから暗号資産が使われたとみています。

 警察が注意を呼びかけるとともに捜査しています。
 

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