自ら指を切断した暴力団幹部、健康保険使って治療した疑いで逮捕 岐阜県警

2024年10月10日 12:07
みずから切断した指の治療のため、不正に国民健康保険の適用を受けたとして、指定暴力団山口組弘道会の幹部らが岐阜県警に逮捕されました。

岐阜県警本部

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、弘道会幹部の野内正博容疑者(58)や小澤達夫容疑者(53)ら3人です。

 岐阜県警によりますと、3人は共謀して去年2月から3月にかけて、野内容疑者が自らの意思で切断した手の指について、治療費のうち国民健康保険の自己負担分を除く計約4万5千円の支払いを不正に免れた疑いがもたれています。

 県警は、3人の認否を明らかにしていません。

 国民健康保険は、故意に負傷した場合は原則として適用されません。

 県警によりますと、いわゆる「指詰め」による健康保険制度の詐欺での暴力団員の逮捕は、全国で初めてではないかということです。

 県警は、背後関係も含めて捜査しています。
 

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