愛知県東浦町が25年以上前に購入したものの、その後「不要品」となりフリマアプリに出品していた計約5.5トンの巨大岩塩2つについて、町は23日、福岡県に住む男性への売却が決まったと発表しました。

　東浦町によりますと、1999年から郷土資料館で展示されていたドイツ産約2.5トンとアメリカ産約3トンの2つの岩塩は、2019年の資料館のリニューアル以降は非公開となり、町内の別の施設に保管されていました。

　町では岩塩の新たな活用先をさがすため、2024年4月にフリマアプリ「メルカリ Shops」に出品。年度決算の関係から、販売の締め切りを1月31日に設定していましたが、半年以上に渡り買い手がつかない状況が続いていました。

　出品をとりやめる間際の1月21日、福岡県に住む男性が2つの岩塩をまとめて購入したということです。

　売却金額は台座を含めて計約42万5000円で、今後、この男性が経営する福岡県内の自然薯の直売所で展示される予定だということです。

　東浦町は、「岩塩の引き取り先が見つかり、新たな場所で活用されることをうれしく思っています」とコメントしています。