愛知県犬山市で去年12月、飲酒運転で2人を死傷させ、逃げた罪に問われている男に検察側は懲役6年を求刑しました。

　起訴状によりますと去年12月、愛知県犬山市の会社員、堀大輔被告（51）の運転する車が犬山市内の交差点で乗用車と衝突し、相手方の車の女性（当時33歳）が死亡、運転していた男性（当時38歳）も重傷を負いました。

　堀被告は飲酒運転のうえ信号を無視して事故を起こし、2人を死傷させたにも関わらずそのまま逃げたとして危険運転致死傷と道路交通法違反の罪に問われています。

　19日の裁判で検察側は、堀被告が参加していた飲み会で好意を寄せる女性が帰宅したことに気を悪くし、女性の家に行くために車を運転したと指摘しました。

　検察側は堀被告が「日ごろから常習的に飲酒運転し、順法精神の低さが招いた結果」として懲役6年を求刑しました。

　一方、弁護側は被告が事実関係を認め反省しているなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

　判決は4月16日に言い渡されます。