「今後、卵は投げない」隣家の外壁に投げつけた女 法廷で「後悔」 岐阜県

2024年10月3日 19:38

岐阜県川辺町で隣の住宅に生卵を投げつけたとして、建造物損壊の罪に問われた女の裁判で、検察側は懲役2年6カ月を求刑しました。

 起訴状などによりますと川辺町の無職、各務良子被告(53)は去年11月から今年8月までの間、自宅から隣の住宅に多数回、生卵を投げつけ、外壁を汚して壊した罪に問われています。

 岐阜地裁多治見支部で開かれた初公判で、各務被告は卵を投げつけた行為は認めた一方、「多数回というのは分からない」と話しました。

 検察側は生卵の投げつけは少なくとも80回以上に及び、損害額が約28万円に上ると指摘。

 防犯カメラに映らないよう室内から卵を投げるなど犯行は巧妙で、再犯の可能性が高いなどとして、懲役2年6カ月を求刑しました。

 

 弁護側は各務被告が罪を認めて反省しているなどとして、寛大な判決を求めました。

 各務被告は最後に「今回やったことを後悔している。これ以上家族に迷惑をかけないため今後は一切、卵を投げない」と話しました。

 判決は10月31日に言い渡されます。

 

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