日野自動車 認証不正問題で米当局と和解 制裁金1800億円あまり

2025年01月16日 22:34
 日野自動車はアメリカでのエンジンの認証不正問題について、1800億円余りを支払うことでアメリカ当局と和解したと発表しました。  日野自動車によりますと、アメリカ市場でのエンジンの排ガス認証問題などについてアメリカ当局による調査が行われていましたが、現地時間の15日に和解に至ったということです。  具体的には刑事で5億2176万ドル(約798億円)、民事で6億7900万ドル(約1039億円)の合わせて12億ドル余り、約1837億円を支払うことで合意したとしています。  小木曽社長は、「今回の和解は過去の問題の解決に向けた重要なマイルストーン」とし、「二度とこのような問題を起こさないよう、全社を挙げて再発防止を取り組んでいる」とコメントしました。  日野自動車は中間決算で、アメリカ当局との和解に伴う費用などとして2300億円の特別損失を計上していますが、和解全般に掛かる業績への影響は精査中としています。  和解の発表を受け、日野自動車の株価は一時8%以上、上昇しました。

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