ホンダ発のスタートアップ企業が無人で海底の地殻変動を観測できる小型ボートを販売します。 　大手自動車メーカー「ホンダ」から誕生したスタートアップ企業は、ホンダの姿勢制御技術を応用し、潮の流れが速い日本近海でも安定した自律航行ができる無人の小型ボートを開発しました。 　ソーラーパネルで発電しながら走れるため、長時間の海洋観測が可能としています。 　地殻変動の調査は通常、有人の船が必要で膨大なコストがかかり、1年に数回しか実施できません。 　無人ボートであれば1カ月に1回、調査を行えるとして、研究機関などにデータを販売し、南海トラフ地震などの被害の最小化を目指すとしています。 　無人船舶の市場は世界で毎年15％程度、拡大するとされています。