世界初“燃える氷”メタンハイドレートの燃料利用に成功

2024年08月13日 20:04
 次世代のエネルギー資源「メタンハイドレート」から取り出されたガスが世界で初めて燃料として利用されました。  エネルギー・金属鉱物資源機構は13日、アメリカ国立エネルギー技術研究所と共同で行っていたアラスカにあるメタンハイドレート層からガスを産出する試験を先月、終了したと発表しました。  今回、産出されたガスは発電機などの燃料として消費されました。  メタンハイドレート層から産出されたガスがエネルギー源として使用されたのは世界で初めてのことです。  メタンハイドレートはメタンと水が結晶化した氷状の物質で「燃える氷」とも呼ばれ、日本の周辺海域の海底にも広く存在していて、次世代のエネルギー資源として期待されています。  エネルギー・金属鉱物資源機構は今回、取得したデータを解析し、日本の周辺海域で行う産出試験や、その後の商業化に向けた取り組みに生かしていくとしています。

これまでに入っているニュース