拘束された反捕鯨団体シー・シェパード 創設者の男「自由を勝ち取るまで戦い続ける」

2024年08月14日 16:12
 日本の国際手配によって拘束された反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者の男について、男の支援者がANNのインタビューで「自由を勝ち取るまで戦い続ける」と述べました。 シー・シェパード仏支部長 ラミヤ・エセムラリ氏 「ポール(ワトソン容疑者)は元気ですが、十分な捜査もされずに、このような小さな事件で拘束されたことを不満に思っている」  シー・シェパードの創設者、ポール・ワトソン容疑者(73)は先月21日、デンマーク自治領のグリーンランドで警察に拘束されました。  ワトソン容疑者は2010年に日本の調査捕鯨の監視船の航行を妨害するよう仲間に指示したなどとして国際手配されていました。  支援者らによりますと、ワトソン容疑者は容疑を否認しています。  今月15日にはグリーンランドでワトソン容疑者の拘束を続けるかどうかを巡り、裁判が開かれます。  ラミヤ・エセムラリ氏は「自由を勝ち取るまで戦い続ける」と述べるなど、支援者らはワトソン容疑者の即時解放を訴えています。 ワトソン容疑者の弁護士 ユーリエ・ステーイ氏 「(日本政府の)身柄引き渡しの要求は明らかに間違った事実に基づいている。私のクライアントはつくられた陰謀によって拘束された」  日本政府はデンマーク司法省に対し、ワトソン容疑者の身柄の引き渡しを求めていますが、ワトソン容疑者の弁護士はデンマーク司法省が拒否するだろうと主張しています。

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