酷暑がガザ避難民に追い打ち 8月平均気温は34℃ 衛生状態さらに悪化

2024年08月18日 18:53
 イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザでは8月の平均気温が34℃に上り、この酷暑が避難民らの生活苦に追い打ちをかけています。  ロイター通信によりますと、ガザは4月以降、気温が40℃を超える日もあり、8月のこれまでの平均気温は34℃に達しています。  テントや過密な避難所で生活する避難民らは、飢えや体力の低下という苦境を強いられています。  さらに、この酷暑で飲み水が簡単に手に入らず、シャワーを思うように浴びることができないほか、よく眠れない人も多いといいます。  暑さで食べ物は腐りやすく、ハエなどが大量に発生していて、衛生環境の一層の悪化が懸念されます。  16日にはガザで25年ぶりにポリオの感染が確認されました。  頻繁に避難を余儀なくされるガザの人たちは、熱中症などの危険にもさらされています。  イスラエルの空爆で負傷した市民の中には暑さの影響で負傷した部分が腫れ、回復が遅れている人もいるということです。

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