2500万人が飢餓危機のスーダンでWFP職員が食糧配布妨害など不正行為か

2024年08月28日 23:18
 深刻な食糧危機が続くスーダンでWFP(国連世界食糧計画)の幹部が不正を行い、援助計画を妨げた疑いがあるとしてWFPが調査しています。  スーダンでは内戦の激化によって世界最大の飢餓に直面していて、2500万人以上が食糧不安に見舞われています。  ロイター通信は28日、食糧を配布する役割を担うWFPの現地幹部職員が情報を不正に隠した疑いがあると報じました。  この職員はスーダン軍と武装組織が対立しているなかで、武装組織の支配地域に対する食糧配達をスーダン軍が妨害したことを隠していました。  WFPは現在調査中としていますが、軍とのつながりが強いとされるこの職員は、すでにスーダンでの任務から外されたということです。

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