アマゾン川の底“砂漠状態”水位が史上最低に サハラ砂漠は洪水で「幻の湖」出現

2024年10月10日 19:43
■アマゾン川の底“砂漠状態”  アマゾン川流域の交易拠点マナウス。かつて町のすぐそばにあった川岸は大きく後退。大量の農作物を船から市場まで歩いて運ばないといけません。  干ばつの影響が深刻化しているアマゾン川流域。いくつもの支流で、観測史上最低の水位を記録し、水不足も住民を悩ませています。 地元住民 「水浴びもできないし、飲み水も町の外に行かないと手に入らない」  水が干上がり、砂漠のようになった川底。住民たちは、そこを2時間以上歩いて買い出しに行く生活を強いられているのです。 ■サハラ砂漠は洪水で「幻の湖」出現  一方、“本物の砂漠”には水があふれかえっています。サハラ砂漠では大洪水が起き、幻の湖が出現する事態となっています。 モロッコ気象局 広報担当 「これほど短期間で、これだけの雨が降ったのは30年から50年ぶりのこと」  記録的な大雨と洪水に見舞われたのは、なんとアフリカのサハラ砂漠です。  モロッコ南部サハラ砂漠への玄関口として知られるメルズガ。見渡す限りの大砂丘で人気の観光地が一変、8月から9月にかけて降った大雨で、まるでオアシスのようになったのです。  さらに、この洪水によって“幻の湖”が再び出現したといいます。  その名は「アイリキ湖」。ダムの建設とともに川がせき止められ、最近まで完全に干上がった状態でした。  砂漠に突然、現れた大量の水。将来の天気予報を大きく変える可能性があるといいます。 モロッコ気象局 広報担当 「雨のパターンが変化するでしょう。これまでのような普通の雨から、特定の地域では、かなり激しい雷雨に変わっていくとみられる」

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