認知症疑いなどで行方不明は全国で1万9000人超に 去年1年で ここ11年で倍増

2024年07月04日 13:23
 去年、認知症やその疑いで行方不明になった人数がおよそ1万9000人に上り、統計を取り始めた2012年以降、最も多かったことが警察庁のまとめで分かりました。  警察庁によりますと、認知症やその疑いで行方不明の届けが出された人数は去年、1万9039人になり、統計を開始した2012年以降、最も多くなりました。  行方不明の人数はこの11年で2倍近くに急増しています。  都道府県別では兵庫県が2094人で最も多く、次いで大阪が2016人、埼玉が1912人となっていて、最も少なかったのは佐賀県の38人でした。  行方不明者の9割以上は所在が確認されましたが、250人が去年中に発見できなかったということです。  警察庁は、認知症による行方不明者の増加を受けて、GPSやドローンを活用し、早期発見への取り組みを強化していく方針です。

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