今年の春闘 最終集計で賃上げ率は33年ぶりの5%超えと高水準 連合が公表

2024年07月04日 02:16
 労働組合の中央組織「連合」は、今年の春闘の賃上げ率が5.10%だったとの最終集計を公表しました。33年ぶりに5%を超える高水準でした。  連合は今年の春闘の賃上げについて、1日午前10時までに回答があった5284社の最終集計の結果を公表しました。  それによりますと、ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ額は平均で月額1万5281円で、賃上げ率は5.10%でした。  去年から1.52ポイント増加し、1991年以来、33年ぶりに5%台にのせ高い水準となりました。  また、パートや契約社員などの賃上げ率も時給換算で5.74%でした。  一方、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によりますと、物価の変動を差し引いた「実質賃金」は過去最長の25カ月連続のマイナスで、賃上げが物価の上昇に追い付いていない状況が続いています。

これまでに入っているニュース