兵庫県知事“パワハラ疑惑” 男性が残した音声データと陳述書 遺族が百条委に提出

2024年07月15日 17:22
 兵庫県の斎藤知事の複数の疑惑を告発し、その後、死亡した県の元幹部職員が疑惑についての音声データや陳述書を残していたことが分かりました。  元幹部の男性は3月、斎藤知事によるパワハラなどの疑惑を内部告発し、停職3カ月の懲戒処分を受けて今月、百条委員会に証人として出頭する予定でしたが、7日に死亡しました。自殺とみられます。  関係者によりますと、男性は百条委員会での陳述書や知事の疑惑に関する音声データを残していたということです。  音声データでは県内の自治体の首長が地場産品のワインの販売を推し進めたいと伝えた際、斎藤知事が「飲んでみないと分からない」「飲みたいな」などと話す様子が記録されているといいます。  また、男性は遺族に残したメッセージのなかで「死をもって抗議する」「百条委員会は続けてほしい」などと記していました。  音声データと陳述書は12日に遺族から百条委員会に提出されていて、委員会は16日の理事会で扱いについて話し合うということです。 厚生労働省は悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するように呼び掛けています。 ▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570ー064ー556 ▼「#いのちSOS」0120ー061ー338 ▼「よりそいホットライン」0120ー279-338 ▼「いのちの電話」0570ー783ー556

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