自民党の広瀬めぐみ参議院議員（58）が公設秘書として届け出ていた女性に勤務実態がなく、秘書の給与を国からだまし取った疑いがあるとして、東京地検特捜部は広瀬議員の事務所などを家宅捜索しました。 　捜索を受けたのは広瀬議員の自宅や東京・千代田区にある議員会館事務所、盛岡市の地元事務所です。 　関係者によりますと、広瀬議員はおととしから去年にかけて公設第一秘書の妻を公設第二秘書として届け出ていましたが、勤務実態がなく、国から支給された給与数百万円をだまし取った疑いがあるということです。 　これまでに特捜部は事務所の関係者などから任意で事情を聴いていました。 　広瀬議員は捜索が入った後の報道陣の取材に対して「しっかりと説明させていただきます」と述べています。 　また、今年3月に秘書給与を巡る疑惑について週刊誌で報じられた際に公式ホームページで「しっかり勤務実態があったことに間違いありません」とコメントしていました。 　捜索を受け、広瀬議員は自民党を離党する意向を示しています。