百貨店“うなぎ”体調不良161人に 「手袋不使用だった」食中毒の発生なぜ

2024年07月30日 20:09
 土用の丑(うし)の日、うなぎを食べた人が食中毒に。体調不良を訴える人は161人に増えました。  今年2度目の「土用の丑の日」が来週またやってきますが。 京急百貨店 金子新司社長 「心からおわびを申し上げます」  先週の土用の丑の日に京急百貨店の地下食料品売り場で販売された「うなぎの蒲焼」などを食べ、体調不良を訴えたのは当初147人。そのうちの90代の女性は死亡しました。  その後、症状を訴える人数は14人増えています。  検査の結果、原因が特定されました。「黄色ブドウ球菌」です。 食品問題評論家 垣田達哉氏 「食中毒菌の一つ。人も持っているので、例えば鼻の中とか喉とかにもあるし、指をけがしたところから出てくることもある。お子さんや高齢者、体力のない方が重篤になることがある」  「うなぎの蒲焼」などを販売していたのは「日本橋 鰻 伊勢定」。指や手にけがをした従業員はいなかったということですが。 日本橋 鰻 伊勢定 富田宗一郎取締役 「手袋の着用は弊社では推奨していたが、当日の販売に至っては手袋未使用だった」 食品問題評論家 垣田達哉氏 「手を洗ってさらに手袋をして作業することが基本。基本中の基本が守られていなかった」  原因特定には1週間程度かかる見通しです。

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