スプリンクラーが鎮火に貢献…東京湾アクアラインで玉突き事故 トンネル内で火災発生

2024年08月29日 00:34
東京湾アクアラインのトンネル内で28日正午過ぎ、トラック2台、乗用車1台が絡む玉突き事故が起き、乗用車に乗っていた1人が亡くなりました。 千葉県と神奈川県川崎市をつなぎ、東京湾を横断するアクアライン。 千葉側のトンネルの入り口は封鎖され、渋滞ができていました。川崎側では、交通整理が行われ、車がUターン。 Uターンは、トンネルの中でも行われていました。場所は、風の塔の下。アクアラインで、唯一、Uターンができる場所になります。事故のあった上り車線に滞留していた車を、壁にある通路を通して、反対側の下り車線に移動させ、千葉側に戻すという作業です。 事故は、千葉側から川崎側に向かう勾配が緩やかな上り坂で起きました。 中型トラックが乗用車に突っ込み、3台が絡む玉突き事故が起き、火災が発生したということです。ほかの車に燃え移ると、大惨事につながりかねません。しかし、4分後には、燃えている車両に霧状の水が噴射されていきます。 NEXCO東日本 「初動対応の水噴霧で、火災の延焼と拡大を抑制した」 消火に当たった消防によりますと、トンネル内に設置されたスプリンクラーが鎮火に、一役、買っていたそうです。こうしたスプリンクラーは、173台の車両が焼失した日本坂トンネル火災事故を機に、主要なトンネルに装備されるようになりました。 アクアラインは、上下線ともに数時間にわたって通行止めとなりました。    最初に乗用車に突っ込んだ50歳代の男が、過失運転致死の疑いで逮捕されています。

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