なぜ? 夏の風物詩「ひまわり」咲く 残暑長引き“旬”が変わる?

2024年10月07日 18:19
 毎日ジグザグ天気が続いていますが、夏が旬のシャインマスカットにも異変が起きています。 ■夏の風物詩「ひまわり」咲く  四季折々に表情が移ろう富士山と花々のコラボレーション。  今は、見頃を迎えた赤そばが富士の麓に広がる公園。天候にも恵まれ、多くの花見客でにぎわいます。 横浜から来た人 「小さいかれんな花で、こういうのもいいなあ」 「こうやって季節を感じられるのがいい」  公園がある山中湖村。平年の最高気温は18℃ほど。ところが7日は気温25℃を超える夏日に。高原もあり、涼しい村では珍しい“10月の夏日”となりました。 神奈川から来た人 「思ったより暑い」 「上着持ってきたけど、これ(半袖)でも暑い」  山梨では、そろそろ名物の「ほうとう」の季節ですが、まだ冷やしラーメンが人気です。 花の都公園 清流庵 羽田隆一さん 「この時期だと例年寒いので、ほうとうや味噌ラーメンなど温かいメニューがよく出るが、きょうはさすがに冷たいものがよく出た。冷やしラーメン・ざるラーメン・ざるそばなどがきょうは中心」  花も、まだまだ“夏感”満載です。  夏の風物詩「ひまわり」が見頃を迎えていました。 静岡から来た人 「もう(ひまわり)終わっているかと思った。きょう来て良かった」  10月に入ってから咲き始めた遅咲きのヒマワリ。今週には初冠雪を迎えるかもしれない富士山。もしかしたら、雪化粧の富士とヒマワリのコラボレーションが楽しめるかもしれません。 ■なぜ?残暑長引き“旬”が変わる?  長引く残暑。気温も激しく上下しています。  残暑の影響で、旬が“延長”しているスイーツも。 神奈川から来た人 「すごいんだけど…」  用意された料理に驚きを隠せず撮影に夢中。その正体は…新鮮なシャインマスカットをふんだんに使ったパフェに、5種の進化系ブドウが用意されたぜいたくなブドウづくしスイーツです。  今年、山梨は暑さやほどよい雨もあり、糖度の高いブドウが使われています。 神奈川から来た人 「甘い!違う、スーパーで売っているのとは違う」  提供しているのはブドウ農家ながら飲食店も経営する「志村葡萄研究所」。農園で開発した20品種以上の“オリジナル”ブドウをすぐそばのレストランで楽しめます。 志村葡萄研究所 志村晃生社長 「次世代のシャインマスカットと言われている分類になる」  なかでも今、旬を迎えているものが…。 志村晃生社長 「『富士の輝』という品種」  酸味のある「ウインク」と甘味の強い「シャインマスカット」を交配し、作られた「富士の輝」。  コクのある甘さが特徴で、こちらもぜいたくに使ったパフェが人気です。 埼玉から来た人 「想像以上にでかい」 「でかいね。おいしい。みずみずしくて甘みもあって、めっちゃおいしい」 「水分でごまかされてない感じがある」 「水分が多いのに甘みが濃い」  本来、進化系シャインマスカットは収穫を済ませ、旬を終える時期。ただ、今年の記録的な残暑。秋の味覚の王様にも影響が及んでいました。 志村晃生社長 「今年暑かった。夜も山梨は暑くて、赤系だったり着色系がなかなか色が入らない。切りはじめは10日くらい遅くなっている」  気温も徐々に落ち着き、その分、旬はまだまだ続くため、今月半ばまで楽しめそうです。 志村晃生社長 「糖度もすごく上がってきているし、食べ頃になっていると思う。今月の3連休が切り(終わり)ぐらいかなと思っている」

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