気象庁 野村新長官が就任 「自然現象に対して謙虚に究明進める」

2025年01月18日 12:14
 気象庁の第30代長官に野村竜一氏(60)が就任しました。「自然現象に対して謙虚に究明を進める」と会見で心構えを語りました。  野村氏は気象庁で台風などの気象現象の観測を担当する大気海洋部長や、災害時の対応などで長官を支えるナンバー2の気象防災監を歴任し、17日付で長官に就任しました。  野村氏は会見で、大雨をもたらす線状降水帯の予測技術の精度向上を最優先に取り組むと抱負を述べたほか、自然は複雑で分からないことが多いとし、「自然を謙虚に監視して現象の仕組みの究明を続けていきたい」と心構えを語りました。  また、17日に発生から30年を迎えた阪神淡路大震災について、「気象庁が防災のイニシアチブを取るきっかけになった」と振り返り、阪神淡路大震災から30年の日に長官に就任したことは「特別な意味を感じる」と述べました。

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