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足る 【taru】 |
「足りる」の意。しかし元々は「足る」の方が歴史は長く、近世の江戸から活用により「足りる」が標準語と成った。
由緒ただしい名古屋初の逆輸入語句、かも。 |
エピソード |
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会社の先輩に「ジュース、これでタルかな?」と言われて、驚いて「樽一杯分のジュースを用意
するんですか?」と聞いてしまった。どうやら「足りる」の意だったらしい… (23歳 女性) |
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だもんで 【damonnde】 |
だ、もので」の音変化。だから、の意。かつてこの地方で「夜だもんで」というタイトルの番組が放送されていたが、「夜だから」と言われても困る、気がする。
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エピソード |
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18歳のころ勤めていた美容院での話し。お年をめしたお客様が何度も同じことを聞くので「~だもんで・・」と普通に答えていたら、帰りの終礼で「だもんで。は名古屋弁なので使わないように」と注意され、名古屋をでたことない私は普通に標準語として使ってました^^;その後何度かつい出てしまい、そのたびに店長から冷たい視線が・・。言葉ってむずかしい?(女性) |
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たわけ【tawake】 |
関東で言うところの馬鹿、関西で言うところの阿呆。その中間に位置するこの地域のみに生息する、愛あふれた罵倒語。語源は戯け。 |
エピソード |
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よく親戚のおじさんは、犬に向かって「この犬はた~けっだ!」って言ってます。
た~けとはバカとかアホとかの意味らしい~。どっからこんな言葉に変わったんだろう (35歳 男性) |
私は東北から嫁いできたのですが、『たわけ』の意味が分からずタワシの事だと思ってて意味を知ったとたん、怒りがこみあがってきました
(25歳 女性) |
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ちんちん 【chin-chin】 |
元々は鉄瓶などの湯が煮えたぎる音を指し、転じて「非常に熱いもの」そのものを指す語句に。 名古屋出身婦女子が地方にでて不用意に使って失笑、もしくは大惨事を招くことになりかねない禁断の句。
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エピソード |
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ちんちこちん・・・・・若い女の子に引かれました・・・・コーヒーが熱かったのに・・・。(32歳
男性) |
東京の友達の家に遊びに行ったとき、お茶を沸かしてくれました。「沸いたよ~」「ちんちんだね」「ち○ち○?」と思いっきり笑われました。(40歳 女性) |
名古屋ではすごく熱い事を『ちんちん』と言うけど、他の県の友達に何言ってんの~とばかにされた!「ちんちんがちんちんって言ったらどっちがどっちの意味わかんなくない?」と質問されたけど、ちゃんと2つともイントネーションが違うんですよーって感じ(^_^;)。(19歳 女性) |
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ちゃっと【chat】 |
おしゃべりの意、ではもちろんなく、「直ぐに」の意。さらに急かせるときには「ちゃちゃっと」、もっと急かせるときには
「ちゃちゃちゃっと」。「ちゃ」の数が増えれば増えるほど追い立て られる気分、増量。 |
エピソード |
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大垣市内の学校に勤務しているのですが、名古屋生まれの私は先日授業中、雑談をしていた生徒に向かって「(与えておいた課題を解く)時間がないで、‘ちゃっと’やらないかんて~!」と注意しました。あとでその生徒から「先生、生徒に向かって‘チャット’をやれ!なんて勧めては(社会的に問題も多いので)いかんのではないの?」と言われてしまいました。「早く」を意味する‘ちゃっと’という名古屋弁もこちら大垣では通用しないことを思い知らされたエピソードです。
(37歳 男性) |
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机をつる 【tukue-wo-tsuru】 |
標準語に即せば、「机を動かす」 といった所か。 しかし、机といえば「つる」ものだと無意識下に刷り込まれているため他の言い回しが思いつかない、名古屋出身文章屋を悩ませてやまない語句のうちのひとつ。
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エピソード |
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中学生の時。新任の大阪から来た先生が、教室の掃除の時間に「掃除係」の言ったある一言で
キョトンとして考え込んでしまいました。それは「みなさん、机を前へつってください!」の一言。 もちろん意味は、机を教室の前にずらして、教室の後ろの掃き掃除をすること。
ところが、先生の頭の中では「机を釣る」と思ったらしく、「どんな釣り方するんかいなぁ?」と 興味しんしんで僕たちを見ていたんだとか。「机を」
(27歳 男性) |
小学生の時の話。掃除の時間に東京から転校してきたばかりの子に「机をつって」と
言ったら通じなかった。そのとき初めて「机をつる」という言葉 が名古屋限定の言い方であることを知って、衝撃を受けた!! (20歳
女性) |
東京から転校してきた子に机つって、と言ったら縄跳びで机を縛りだした。
そして吊れないと泣きべそをした事がある (29歳 女性) |
机を吊るって言ったら「竿に餌つけて?」と言われた事がある。
(26歳 女性) |
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でら【dera】 |
とても、すごく、の意。どえらい、が省略してできた語句。ちなみに「デラべっぴん」のデラはデラックスの略だが、意味は「ものすごく美人」という点で共通している。 |
使用例 |
「彼女、でらべっぴんだがや」 発音が違うので使用上は要注意。 |
エピソード |
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今は、名古屋に住んでいないので極力標準語で話すようにしているのですが、怒ったりすると名古屋弁が出てきて「でらむかつく!!」と言ってしまいます。周りの人は頭の上に?がついてる顔をしていて、ハッと我に返ります。怒っていたのに、恥ずかしくなってしまいます。怒ることを忘れてしまうので、これが案外良かったりするのかなぁ??
(20歳 女性) |
「でら」とか「どら」って普通に使ってたけど、他県から見ると怖いみたい…。
確かにガラ悪い感じ!でも、染み付いちゃってはなれないんだよね… (20歳 女性) |
北海道出身の友達は、名古屋弁の「でら」をデラックスの略だと思っていたらしい。
(21歳 男性) |
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ときんときん【tokinntokin】 |
尖った状態、またはその様。字面からして鋭利、するどく研がれた切っ先が今にも……先端恐怖症の方にはオススメできない語句。
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使用例 |
この鉛筆、ときんときんだが。この鉛筆、ときんときんに削っといて |
エピソード |
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「ときんときん」この言葉が、名古屋弁だと知ったのは つい最近です。千葉県に住む友達に名古屋弁講座を開いたときに気づきました。鉛筆のみに使用するところが千葉県の友達には大うけでした。(29歳 女性) |
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とろくさい【torokusai】 |
のろい・まだるっこしいさまが本来の意味だが、そこから転じて、ふざけたさま、にも用いる。 語感がきついため、否定語句と併用する場合が多い。
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エピソード |
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むかし、おじいちゃんによく「とろくさい」って言われていました。昔は何をやるにも私は本当にとろくさくてダメな子だったけど、今じゃ教師と言う教える立場にたっています。この姿を見せてあげたいなぁー。もうとろくさくないところをね!!!(25歳 女性) |
とろくさいこといっとってかんわ。と言ったおじさんに、くってかかった東京の人。私のどこがくさいの!と真剣に怒ってた。 |
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