文化祭や会社の付き合いなど、歌う機会は多い中で、あまり得意ではない人もいるのではないでしょうか。そんな悩みを抱える男性を、歌の専門家が徹底指導。人前でかっこよく歌いたいという人は必見です。

　大きい声で歌うのは気持ちいいですよね。

　しかし、歌うのが得意という人がいる一方で――

「人前で自信もって歌えない。（Q歌はうまくなりたい？）うまくなりたいですね」（歌が苦手な人）

　自分の歌にあまり自信がないという人も――

　ということで今回は歌のプロ直伝、短時間で歌が劇的に上手くなる方法をご紹介！！

　音痴に悩む男性が、奥さんのために猛特訓！

　果たして歌は上達したのか！？

　名古屋市在住の後藤敏さん。

　歌うことに対して昔からある悩みがあるそうで――

Ｑ.歌はどんな感じ？（番組ディレクター）
「あまり得意じゃない。特にカラオケに行かなきゃいけないことが多いが、行っても聴いているだけ。ほぼ歌わない」（後藤敏さん）

　後藤さんが「歌が上手くなりたい！」と思うようになったキッカケは、奥さんの存在だといいます。

「僕が口ずさむと『何歌ってるのか分かんない。もういい』と言われてしまう。上手く歌えるようになったのを見せたい」（後藤さん）

「歌で奥さんをびっくりさせたい」ということで、”歌のプロ”からレッスンを受けることに。

　教えてくれるのは三重大学名誉教授でボイストレーニング界の重鎮、弓場徹さん。

　独自の発声練習法「YUBAメソッド」を確立し、今まで1500人以上の音痴を治してきた音痴研究の第一人者なんです。

「簡単な歌だったら数十分で上手くなる」（音痴改善のプロ 弓場徹さん）
「何年とか何か月とかではない？」（西尾菜々美アナウンサー）
「それはほとんどない」（弓場さん）

　これは期待大です。

「後藤さんがどうしても上手になりたい曲は？」（西尾アナウンサー）
「DREAMS COME TRUEの『未来予想図2』です」（後藤さん）
※「未来予想図2」の「2」は正しくはローマ数字の2

　奥さんの大好きなDREAMSCOMETRUEの名曲「未来予想図2」を上手に歌いたい！

　まずは、実際に歌ってもらうことに。

　人前で歌うのは10年ぶりということで、結構緊張している様子。

　所々音が外れてはいますが、点数は意外にも86点。

「音域はすごく合っている。外れている時にずっと下に外れている」（弓場さん）

　確かに、よく見てみると外している部分のほとんどが、原曲キーよりも低くなっています。

「そこを修正していくと上手になる」（弓場さん）

　それでは歌が劇的に上達するYUBAメソッド！ウラ声を出すためのモノマネとは！？

「ファーストステップは僕の声を真似てもらって」（弓場さん）

　すると、弓場さんは目玉おやじのものまねを――

「実はこの声を出しているときに、歌で音程をとっている筋肉が働いている」（弓場さん）

　弓場さんによると、声を出すと喉にある「輪状甲状筋」という筋肉が動き、高い声が出やすくなるんだそう。

　その練習には目玉おやじの声まねが最適なんだとか。

　早速、後藤さんも挑戦しますが、なかなか高い声が出ません。

　でもしばらく練習すると、なんと高い声がでるようになりました。

　高い声の次は低い声の出し方。

　今度はあのキャラのモノマネです。

「今度は『ぬりかべ』で低い声、オモテ声(地声)の練習」（弓場さん）
「やっぱり鬼太郎シリーズなんですね」（西尾アナウンサー）

　目玉おやじとぬりかべを交互に発声すること約20分。

「今ので2オクターブ以上出ている。あとは間を詰めていくとかなり音域が広がる」（弓場さん）

　その後も音域を広げるレッスンを受けること1時間。

　短い時間でどれだけ上手くなったのかもう一度挑戦します。

　たった2時間の練習で、ずれていた音程もお見事！

　音程だけでなく声量も上がり、心なしか自身に満ち溢れています。

　前回から4点アップの90点越え！

Q.今の気持ちは？（西尾アナウンサー）
「めちゃくちゃうれしいです！」（後藤さん）
「本当に変わっていましたね」（西尾アナウンサー）
「音のはずれが修正されている」

　レッスン後、奥さんに内緒で練習を重ねる後藤さん。

　そして3日後、いよいよ奥さんに歌声を披露する日が――

「(Q.後藤さんの歌はどう？) 『この曲何だっけ？』って聞いて、鼻歌で歌うんですけど音痴すぎて全然分かんない」（妻 千佳さん）

　奥さんと来た初めてのカラオケ。果たして驚かせることが出来るのか！？

　結婚して約6年、これまでの奥さんへの感謝を込めて歌いあげます。

「思っていたより良かった。いつも鼻歌で聞くと、音が外れてたり、よく分からない感じなのでちゃんと歌えていて感心した」（妻 千佳さん）

（9月21日15:40～放送 メ～テレ『アップ！』「一歩前へ」より）