「”おぢ”から現金だまし取る行為繰り返した」検察が指摘 使い道はホストへ 女の初公判 名古屋地裁

2024年10月17日 19:29
マッチングアプリで知り合った男性から73万円をだましとった罪に問われている女の初公判が17日、名古屋地裁で開かれました。女は「9万円でマニュアルを買った」と述べました。

名古屋地裁

 起訴状などによりますと、名古屋市の無職浮田妃菜被告(21)は今年1月、マッチングアプリで知り合った男性(当時48歳)に対して「元彼からいきなり学費を返せと連絡がきた」などと嘘をついて73万円をだまし取った罪に問われています。

 この日の裁判で起訴内容を認めた浮田被告に検察側は「マッチングアプリで知り合った男性を“おぢ”と呼び現金をだまし取る行為を繰り返していた」、「だまし取った金はホストクラブで使い、1回の会計で100万円以上を使ったこともあった」と指摘しました。

 被告人質問で浮田被告は「大金が稼げるというマニュアルを9万円という安くない金額で買った」、「パパ活のような活動をしてお金を稼げると思った」と述べました。

 ほかにも「ホストクラブにのめり込んでいたので思いとどまることはできなかった。担当ホストのバースデーイベントで200万円を使った。ホストにナンバーワンをとらせたかった」とし「被害者は私に裏切られた気持ちが強いと思います」などと話しました。

 証人として出廷した浮田被告の父親は「被害者にはとりかえしのつかないことをしてしまい、親として責任を感じている」と述べた一方で「被害弁済はできていない」と話しました。

 次回の裁判は10月23日の予定です。
 

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