不正発覚のダイハツ工業 新社長にトヨタ中南米本部長の井上雅宏氏が就任へ

2024年2月13日 16:39
車両の認証試験をめぐり不正が発覚したダイハツ工業は、3月1日付で奥平総一郎社長が退任し、親会社のトヨタ自動車で中南米本部長を務める井上雅宏氏が社長に就任すると発表しました。
「3月1日よりダイハツ工業社長を拝命することになり、身の引き締まる思い。不正をしたダイハツの組織・風土を、ダイハツのメンバーとともに力を合わせて改革し、ダイハツ再生に全力を尽くす」(ダイハツ工業の新社長に就く井上雅宏氏)

「(井上新社長は)難しい決断も多い中で、現場のメンバーと徹底的に会話をして改革を前に進めてきたリーダー」(トヨタ自動車 佐藤恒治社長)

 ダイハツは、認証試験の不正を受けて去年12月に国内全ての工場が稼働を停止し、12日から京都工場で一部車種の生産を再開しました。

 再発防止策として、新車の開発期間をこれまでの1.4倍に伸ばし認証などに関わる人員を増やすことなどを盛り込んだ報告書を、国に提出しています。
 

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