北アルプスの火山「焼岳」 気象庁情報に要注視 地元自治体「登山を控えるよう」呼びかけ【暮らしの防災】
2024年6月23日 14:01
日本には111の活火山があります。東海地方(愛知・岐阜・三重)には、白山、焼岳、アカンダナ山、乗鞍岳、御嶽山の5つの火山があります。このうち「焼岳」の活動が活発化しています。

焼岳
気象庁が注意を呼びかけ
気象庁は、6月2日15時20分、岐阜・長野県境にある北アルプス「焼岳」に、火山性地震が増えているため「火山の状況に関する解説情報」を出しました。
その中で、現在の「噴火警戒レベル1・活火山であることに留意」を継続した上で、
「今後の火山活動の推移に注意するとともに、登山の際に安全対策をとる」よう呼びかけています。
その中で、現在の「噴火警戒レベル1・活火山であることに留意」を継続した上で、
「今後の火山活動の推移に注意するとともに、登山の際に安全対策をとる」よう呼びかけています。

焼岳
地元自治体は「登山は控えて」
焼岳では5月末から火山性地震が続き、山頂付近で山体の緩やかな膨張を示すと考えられる変化が観測されていて、気象庁は「中長期的に火山活動が高まって来ている可能性がある」としています。
「登山禁止」には言及していません。
登山口がある岐阜県高山市や長野県松本市は登山者に「登山は控えてください」と呼びかけています。
「登山禁止」には言及していません。
登山口がある岐阜県高山市や長野県松本市は登山者に「登山は控えてください」と呼びかけています。

御嶽山 2014年9月27日午前11時52分
御嶽山の教訓
2014年9月27日午前11時52分ごろ、御嶽山が噴火し死者58人、行方不明者5人の犠牲者が出ました。
御嶽山では9月10日、11日に火山性地震が頻発したものの、その後、少し落ち着きました。
気象庁は判定基準に達していないとして「噴火警戒レベル1」のままにして「2」に上げませんでした。
登山者も普通に御嶽山に登っていました。
9月27日午前11時41分ごろ火山性微動が発生、52分ごろ噴火が始まり、戦後最悪の火山災害となりました。前兆から噴火までの時間はわずかでした。
御嶽山では9月10日、11日に火山性地震が頻発したものの、その後、少し落ち着きました。
気象庁は判定基準に達していないとして「噴火警戒レベル1」のままにして「2」に上げませんでした。
登山者も普通に御嶽山に登っていました。
9月27日午前11時41分ごろ火山性微動が発生、52分ごろ噴火が始まり、戦後最悪の火山災害となりました。前兆から噴火までの時間はわずかでした。

気象庁は「光波測距儀」と呼ばれる観測装置で山体を調査(長野県松本市)
焼岳は魅力いっぱいだが…
北アルプスの焼岳は、標高2458mで初心者でも登れる「火山」で人気があります。高齢者でも時間をかけてゆっくり登れば登頂でき、日帰りも可能です。
登山道の周りに広がる幽玄な原生林、夏は咲き誇る高山植物、山頂付近では火口湖などが見ることができることから、多くの登山者が訪れています。
気象庁は、焼岳について「山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまらないでください」としています。
当面、焼岳の情報について注視する必要があります。
◇
被災地取材やNPO研究員の立場などから学んだ防災の知識や知恵を、コラム形式でつづります。
■五十嵐 信裕
東京都出身。1990年メ~テレ入社、東日本大震災では被災地でANN現地デスクを経験。報道局防災担当部長や防災特番『池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ』プロデューサーなどを経て、現ニュースデスク。防災関係のNPOの特別研究員や愛知県防災減災カレッジのメディア講座講師も務め、防災・減災報道のあり方について取材と発信を続ける。日本災害情報学会・会員 防災士。
登山道の周りに広がる幽玄な原生林、夏は咲き誇る高山植物、山頂付近では火口湖などが見ることができることから、多くの登山者が訪れています。
気象庁は、焼岳について「山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまらないでください」としています。
当面、焼岳の情報について注視する必要があります。
◇
被災地取材やNPO研究員の立場などから学んだ防災の知識や知恵を、コラム形式でつづります。
■五十嵐 信裕
東京都出身。1990年メ~テレ入社、東日本大震災では被災地でANN現地デスクを経験。報道局防災担当部長や防災特番『池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ』プロデューサーなどを経て、現ニュースデスク。防災関係のNPOの特別研究員や愛知県防災減災カレッジのメディア講座講師も務め、防災・減災報道のあり方について取材と発信を続ける。日本災害情報学会・会員 防災士。
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