“頂き女子りりちゃん”の控訴審始まる 「がんばって稼いだお金を奪い取って申し訳ない」

2024年8月7日 12:35
男性3人から合わせて1億5000万円以上をだまし取ったなどとして、1審で懲役9年の判決を受けた「頂き女子」を名乗る女の控訴審が始まり、弁護側は量刑の不当を主張しました。
 起訴状などによりますと、渡辺真衣被告(26)は「頂き女子りりちゃん」を名乗り、マッチングアプリなどで知り合った男性3人の好意に付け込み、あわせて1億5000万円以上をだまし取ったなどの罪に問われています。

 1審で名古屋地裁は、懲役9年・罰金800万円の判決を言い渡し、弁護側が控訴していました。

 7日、名古屋高裁で開かれた控訴審の初公判で、弁護側は量刑の不当を訴え、検察側は控訴棄却を求めました。

 被告人質問で、渡辺被告は1審判決を聞いたときの気持ちを聞かれ、「それだけ私は悪いことをしてしまったんだなと改めて思いました」と話し、「被害者の方々が頑張って稼いできたお金を奪い取ってしまい、申し訳なかった」などと反省の言葉を語りました。

 裁判は即日結審し、判決は9月30日に言い渡されます。
 

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