不正請求などが問題となっている障害者グループホームの運営会社「恵」が、名古屋市緑区の事業所の譲渡先が決まり利用者家族らへの説明会を開きました。

「恵」をめぐっては、愛知県と名古屋市が指定取り消しなどの処分を行うほか厚生労働省による連座制の適用で、全国約100の施設も順次運営できなくなります。

今月末に指定取り消しとなる緑区の事業所が市内で老人ホームなどを運営する「ケアサポート」へ譲渡されることを受け、利用者家族らへ譲渡後の利用料金や従業員を引き継ぐことなどを説明しました。

「今日は『恵』加え、『ケアサポート』もいらっしゃって、具体的に譲渡のお話の説明がありました。」「これまで通り維持していくのでご安心くださいという説明。」（名古屋市　障害者支援課　高木慶太課長）

「安心できました。多少不安はあるが」（利用者家族）

市はスムーズに譲渡ができるよう手続きを進めるとしています。