銃撃事件後初めて公の場に トランプ氏が党大会に出席

2024年07月16日 20:39
 耳にはガーゼのようなものが見てとれます。トランプ前大統領が銃撃事件後、初めて公の場に姿を現しました。 ■トランプ氏 事件後初めて公の場に  厳重な警備のなか、アメリカ共和党全国大会が15日に開幕しました。 共和党アイオワ州支部 カウフマン委員長 「光栄に思う!ドナルド・トランプ氏をアメリカ大統領候補に指名できることを!」  この場で正式に共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領。事件後、初めて公の場に姿を見せました。右耳には白いガーゼが貼られています。  九死に一生を得たその体験について、トランプ前大統領がアメリカ・メディアに語りました。 トランプ前大統領(米メディアのインタビュー) 「最も信じ難いことは私がちょうどいいタイミングでちょうどいい方向に向きを変えたことだ。私はここにいなかったはずだ。死んでいたはずだった。医者はこんなの見たことがない、奇跡だと言っていた」  さらに、あの写真についても語りました。 トランプ前大統領(米メディアのインタビュー) 「大勢の人があれほど象徴的な写真は見たことがないと言っている。それは正しい。通常、象徴的な写真になるためには死ななければならないがね」 ■トランプ氏選んだ39歳 人物像は  大統領選に向け、はずみを付けるトランプ前大統領。副大統領候補に選んだのは39歳の上院議員です。  J.D.バンス上院議員は白人労働者層の多いオハイオ州の選出です。白人貧困家庭を描いた自叙伝で8年前に一躍、アメリカで有名になりました。そのころのインタビューなどでは…。 かつてのJ.D.バンス氏 「私は反トランプだ。好きになったことはない。(トランプ氏は)なんて馬鹿なんだ。軽蔑に値する」  ところがその後一転、トランプ支持派になり、トランプ前大統領の支援を受けて上院議員選挙に初当選しました。 バイデン大統領 「(Q.J.D.バンス氏への評価は?)トランプのコピーだ。そっくりだ。何の違いもない」  トランプ前大統領への追い風となる衝撃の決定も下されました。 CNNの放送 「大きなニュースが入ってきました。フロリダ州連邦地裁のアイリーン・キャノン判事はトランプ氏が起訴された機密文書事件の訴えを棄却しました」  事件を捜査した特別検察官の任命そのものが憲法違反だというのが、その理由です。機密文書の取り扱いが合法かどうかについては触れていません。  決定を受けてトランプ前大統領は…。 トランプ前大統領のSNS 「フロリダにおける不法な起訴の棄却は第一歩に過ぎない。すべての魔女狩りを棄却すべきだ」  CNNは過去の判例と真っ向から対立するとしています。 記者 「アイリーン・キャノン判事は他の判事とは異なる決定を下している」  ちなみに棄却を決めたアイリーン・キャノン判事を任命したのは大統領時代のトランプ氏です。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2024

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