自民・堀井学議員、有権者に香典か 公職選挙法違反の疑い “裏金事件”捜査で浮上

2024年07月06日 12:48
 裏金問題でおよそ2200万円の不記載が発覚し、役職停止処分を受けていた自民党の堀井学衆議院議員(52)に、公職選挙法違反の疑いがあることが分かりました。 ■次の衆議院選には出馬しない意向  スピードスケートの元日本代表選手で、リレハンメルオリンピックの銅メダリスト、自民党の堀井衆議院議員。  関係者によりますと、堀井氏はおととし、選挙区である北海道9区の複数の有権者に対し、自分の名前が書かれた香典を秘書らに持参させていた疑いが持たれています。  公職選挙法では、政治家本人が葬儀に参列した場合を除き、選挙区内で香典をわたすことは寄付行為にあたるとして禁止されています。  アスリート時代から鍛え続けている肉体美を前面に押し出すキャラクターを武器に、2012年の衆議院選で、初当選。これまでに連続4回当選し、内閣府副大臣などを務めました。  かつらをかぶっていることをオープンにしている堀井氏。かつらを使ったパフォーマンスや、二刀流と称しての政治活動は、SNSで話題になる一方、自民党の地元支部からは、“不誠実”だと批判されたことも。  さらに、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、当時安倍派だった堀井氏は、過去5年間でおよそ2200万円を受け取っていたことが発覚しています。 堀井衆議院議員 「私が不記載となっていた額面について、総合計は2196万円となります」  この問題を受け堀井氏は先月、「けじめをつける」として次の衆議院選には出馬しない意向を表明していました。  東京地検特捜部は、自民党の派閥の政治資金を巡る事件を捜査するなかで、堀井氏の香典を巡る情報を把握し事実関係を確認しているとみられます。 (「グッド!モーニング」2024年7月6日放送分より)

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