天気急変 “ひょう”直撃「家壊れる恐怖」 災害級の暑さで七夕まつりでも熱中症疑い

2024年07月06日 10:49
■ゲリラ雷雨&巨大“ひょう”直撃  こちらの住宅では、庭に無数の白い物体が…。5日夜、群馬県伊勢崎市で強い雨とともに降ってきたのはひょうです。 撮影者 「雨が強くなってきたなと思ったら、ドンダカドンダカ、屋根から壁からたたかれている状態で、とにかくものすごい音だった。(ひょうの大きさは)一番ピークのときで5センチぐらいあったのでは。犬も玄関に入れて避難させたが、パニック状態でぶるぶる震えちゃって」  今のところ、窓などに大きな被害は確認できていないといいますが…。 撮影者 「あす、明るくなったらうち太陽光(パネル)もついているので、屋根にのぼって確認してみないともしかしたらというのもあるので」  隣のみどり市でも…。 撮影者 「短時間にザーっと一気に降ってくる感じ。家壊れちゃうとかかなり恐怖心はあった」  さらに、群馬県内で時を同じくして発生したのが雷です。空を真っ二つに切り裂く稲光。  関東北部を襲ったゲリラ雷雨。群馬県桐生市では1時間に28ミリの雨が降りました。 ■七夕飾りに「温暖化が止まりますように」  一方、5日の日中は2日連続の猛暑日となり、厳しい日ざしが照りつけた東京都。熱中症の疑いで、138人が救急搬送されました。  名古屋市の工事現場では50代の男性作業員が、佐賀県鳥栖市では70代の男性が、熱中症とみられる症状で死亡しました。  三重県の松阪市では、今年全国で一番の暑さとなる39.7℃を観測。他にも40℃に迫る地点が続出しました。  そんな炎天下で開催されたのが、色鮮やかな飾りと、にぎやかな踊りで街を盛り上げ夏の訪れを告げる「湘南ひらつか七夕まつり」。例年およそ100万人以上が訪れる、日本有数の七夕まつりです。  こちらの女性は、今年初のゆかたを着用、顔から汗が噴き出します。 訪れた人 「汗やばいです。でも楽しいです。やっぱ雰囲気も大事なんで」 「私は(浴衣を着るの)無理でした」  子連れで参加した女性は、対策も念入りです。 訪れた人(30代) 「照り返しの熱がベビーカーだと子どもに、すごいくるので。子ども用の固くならない保冷剤を入れて背中に当てたり、電動の扇風機とか」  厳しい暑さに耐えかねたのか。短冊に、“地球温暖化が止まりますように”と願い事をする子どもも…。 短冊を飾っていた施設の人 「ここに来て書いてくれる子どもたちも、みんな命がけだって言ってました」 ■体調不良者も続出…  熱々の牛タン串を提供する。屋台の内側は蒸し風呂状態。サーモグラフィーで見てみると、店の人の表面温度はなんと、40℃を超えていました。 屋台の人 「暑いよね。これは暑いよ」  厳しい日ざしのもとで立ち続けの警備員は、ファン付きのベストを着用。 湘南地区 警備組合 警備員 「(体感温度は)3℃くらいは違ってくる。きょう1年ぶりに着ました」  それでも…。 警備員 「ベストだけだと暑さ対策は足りなくなってきている」  運営側も熱中症対策のアナウンスを定期的に流すなど対策を行っていましたが、熱中症なのか、体調不良を訴える人が続出。番組の取材中だけでも、3人が救急搬送されました。  6日も東北や関東、九州などで猛暑日が予想され、熱中症には警戒が必要です。 (「グッド!モーニング」2024年7月6日放送分より)

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