台風から離れていても猛烈な雨…山口・高知・静岡・箱根の現在

2024年08月29日 19:37
 今回の台風10号では九州以外の広い範囲に影響が出ています。まずは山口県下関市から報告です。  (田中亨アナウンサー報告)  下関市では29日朝から雨が降り始め、午後5時を過ぎたあたりから若干、雨が強くなってきました。  現在は細かい雨粒が風に乗って吹き付けてきています。そして、海の近くにある木は葉っぱが大きく揺れるようになってきました。  関門海峡は雨の影響でしょうか、水は茶色く濁っています。そして、海面は白波が立っています。  関門海峡の向こう側には北九州市の観光地が広がっているのですが、29日はその姿がうっすらと、かすんで見える程度です。台風の接近に伴って視界も徐々に徐々に悪くなってきています。  (Q.関門海峡に架かる橋など、周辺の交通に影響は出ているか?)  ここへは車で来たのですが、前の車の水しぶきがかなりすごくて、フロント部分がかなり見にくいという状況もありました。  具体的に交通規制などの情報はまだ入ってきていないのですが、この後の運転など十分に警戒が必要だと思います。  続いては四国の高知市から報告です。  (三宅優衣ディレクター報告)  高知市中心部から車で約30分の場所にある桂浜です。現在、かなり風が強くなってきています。  海から100メートル以上も離れた高台なのですが、ここまで風にあおられて水しぶきが飛んできています。そして今、いったん雨は弱まっているような状況です。  28日まであった観光客の姿も29日は全くありません。近くの商業施設は午後から5店舗すべてを臨時休業にしたということです。台風接近の影響が大きく出ています。  続いては静岡県の静岡駅前から報告です。  (大場舞桜アナウンサー報告)  29日朝から雨が強まったり弱まったりを繰り返しています。  ただ、午後5時を過ぎたあたりから、この雨足がさらに強まってきたように感じます。今は数十メートル先も見通せないほど視界も悪くなっています。  また、この雨で辺り一面は大きな一つの水たまりのようになっていて、また、今カッパを着ていても雨を感じるほど大きな雨粒が地面、そしてアーケードの屋根を打ち付けています。  また、この雨の影響もあり、帰宅時間帯ではあるのですが、通常に比べると外を歩いている人の数はだいぶ少ないように感じます。  駅から出てきた人は迎えの車でしょうか、前に止まっている車に急いで駆け込むといった姿が目立ちます。  静岡市では今まさに、かなり雨足が強くなってきました。この後もしばらく、この雨が続きそうです。  そして、関東でも影響が出ています。神奈川県箱根町から報告です。  (山木翔遥アナウンサー報告)  箱根湯本駅前では3時間ほど前から雨が強くなったり弱くなったりを繰り返していて、2分ほど前からかなり強くなってきました。  ずっと降り続いている影響で、川は茶色く濁った濁流が勢いよく流れています。  そして街の状況を見てみると、日本の観光客の人が少ない印象を受けました。  外国の人はこの雨のなかでも来てはいるのですが、やはり1時間ほど前に、駅の方見ていると帰路のピークを迎えていて、皆さん早めに帰られているような印象を受けました。

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