迫る台風“品薄” 農家に教わるコメの“長持ち”保存法は?

2024年08月28日 17:00
 台風の影響で心配されるのが品薄の「米」への影響です。今、お家にある「米」はいつまで保存が可能なのか、プロの専門家に秘訣(ひけつ)を教わりました。 ■コメ品薄 売り場で“一時ゼロ”  先週取材した時、品薄状態になっていた都内スーパーの米売り場は…。午後3時ごろには一時お米がゼロの状態に。26日に入荷予定はあるそうですが、時間は未定です。  そして、実はこの品薄は「米の専門店」も例外ではないんです。さいたま市の「角田商店」では午前中、千葉県産の米300キロが入荷しましたが、客足もまた途絶えません。 米を購入した客 「普段はスーパーとかが多いんだけど、今ないみたいなんで。ここいつも通ってて(米が)あったからあるかなって思って」  店を訪れる人は普段の7倍以上だといいます。 角田商店 白川和江代表 「(先週)木曜日だったかな、お店開けた瞬間に人が並んでて。めっちゃ多いですよ、一見さん。初めて来るお客様がほとんどですね」  ただ、専門店も苦しい在庫には変わりなく。 白川和江代表 「これはさっき来たばかり。その前まではこれしかなかった。米屋なのに。普段は25から30種類の米がここ全部。ところかまわず置いてる感じ」  26日の店内はがらんとしています。 白川和江代表 「今、どこの農家も令和5年産持っていないので。問屋さんも持ってないので、ようやく入った感じ。取り合いみたいな。この間は千葉から知り合いの、知り合いの、知り合いみたいな感じで入れさせてもらったり。悲しいですよね。うちお米屋なので、米がないと致命的なので」  米の品薄が解消する時期について農水省は「9月中」、JAは「9月中旬」としています。  この見立て、米の名産地、新潟・魚沼の農家も同じでした。 うおぬま小岩農園 小岩孝徳代表 「これから新米が取れるので、ご安心いただければ。9月半ばごろに早ければ出ていると思うので、それまでお待ちいただければ」  農園では週末、今年初の稲刈りを行ったそうです。 小岩孝徳代表 「今年は例年より若干早いので、早めに店頭にも出るかなと思う。今年は雨が非常にコンスタントに降ったので、非常に良い米の出来になっている」  一方、ここにきて心配なのは、新米収穫と重なりかねない台風の影響。  今、家にある米はどう保存すればおいしく長持ちするのでしょうか。 小岩孝徳代表 「冷蔵庫の野菜室に入れると、一番良い状態を保つことができる。できるだけ口を密閉してジッパーの付いたような袋でも。約30日を目安に食べてもらえたらありがたい」

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