ニセ警察官に4330万円だまし取られる 電話やLINEで「無実を証明する。全資産振り込んで」

2024年9月12日 19:31
警察官をかたる人物から電話やLINEで「押収した不正カードの名義人すべてを犯人として扱うことになった」などと言われ、三重県亀山市の女性が現金約4330万円をだまし取られました。

三重県の事件

 警察によりますと、8月、亀山市の50代女性のスマートフォンに国税局職員をかたる人物から電話があり、「タイであなた名義のクレジットカードが使われており、脱税状態だ」と言われました。

 その後、「警視庁のモチヅキ」をかたる人物に代わり、「200枚以上の不正カードを押収しており、名義人全てを犯人として扱うことになった」「私が検察庁に掛け合って無実の証明をする」「そのために資産を全て金融庁に預ける必要がある」などと電話やLINEで求められました。

 女性は指定された口座に6回にわたり現金計約4330万円を振り込み、だまし取られました。

 特殊詐欺に関するニュースを見て不審に思った女性が警察に相談し、発覚しました。

 警察は「電話でお金の振り込みをお願いすることはない」と注意を呼びかけています。
 

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