大阪・関西万博への参加を断念したイランが出展するはずだったパビリオンの場所に、石川県の伝統工芸輪島塗の「大地球儀」が展示されることが分かりました。 　今年開幕する大阪・関西万博に、イランは万博協会が建設を代行する簡易型パビリオン「タイプX」での出展を予定していましたが、先月、撤退しました。 　協会は空いた建物の活用方法を検討していましたが、関係者によりますと、石川県の伝統工芸・輪島塗の大型地球儀「夜の地球」という作品の展示を中心としたパビリオンにする方針を固めたということです。 　パビリオン名は「地球館」となる予定で、去年1月に発生した能登半島地震の被災地を勇気付け、復興の推進を目的とした展示内容になるということです。 　万博を巡っては参加国の撤退やパビリオンのタイプ変更が相次いでいます。