「別人格“ボウイ”が殺した」 元警察官に懲役30年

2025年01月16日 22:02
 殺人罪に問われた男は「別人格“ボウイ”が殺した」と述べていました。  元警察官の山田悠太郎被告(25)。約3年前、静岡県浜松市の自宅で同居する祖父ら親族3人をハンマーで殴るなどし、殺害した罪に問われています。  これまでの裁判で山田被告は…。 山田悠太郎被告 「人を殺した自覚がないし、記憶もありません。別人格のボウイが殺したと思う」  過去に家庭内で受けた虐待の影響で自分の中に複数の別人格が存在すると説明。その中の「ボウイ」という別人格が犯行に及んだと証言していました。 検察官 「ボウイには人をコントロールしようとする特性がありましたか」 山田悠太郎被告 「ありました。威圧的で命令的になる部分があって逆らえません」  果たして、山田被告に責任能力はあったのか。判決は…。 裁判長 「被告人を懲役30年に処する」  裁判長は「被告は犯行時、ボウイの状態で行動制御能力が低下していたが、著しいものではなく、完全な責任能力があった」などと指摘しました。

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